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日台キッズラグビー交流 2012
2011年3月11日に東北地方にて起こった東北地方太平洋沖地震により、多くの方々が犠牲となり、尊い命が失われたことに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。また被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げます。

日台キッズラグビー交流 2012

被災した子どもたちに一時でも楽しい時間を過ごしてもらいたい、そして少しでも元気になってもらいたいという思いから、ラグビーを通じた国際交流を企画し、2012年3月23日から25日の期間、台北市において、第1回目となる日台ラグビー交流 2012 を被災児童支援・国際交流プロジェクトと称して、岩手県釜石市の釜石シーウェーブスJr.所属の小学生15名、引率者14名を台湾に招待しラグビー交流を開催しました。

日台キッズラグビー交流 2012

釜石では、これまでの練習グラウンドが震災の影響で仮設住宅用地となるなど、十分な練習環境が整わない状況にありました。しかし、そんな厳しい環境にも関わらず、この台湾訪問を楽しみに練習に励んできた釜石キッズが懸命にプレーする姿を見て誰もが胸を打たれました。

日台キッズラグビー交流 2012小学生から中学生までの台湾の子ども達が多数参加してくれましたが、言葉の壁を乗り越えて両国の子供達が入り混じり、グランドいっぱいに元気な声と笑顔が溢れていました。

試合後の懇親会では、当日誕生日であったのにインフルエンザが原因で急遽来台出来なかった仲間のために、参加者全員でバースデーソングを大合唱し、その映像をインターネット回線で釜石に残った選手に届けました。離れていても仲間なんだと、皆が絆を感じた瞬間でした。
この交流を通じて日本と台湾の子ども達は、ラグビーの精神 「One for all, All for One」 を改めて体感してくれたはずです。

私たちはこの交流を通じて、スポーツには心と心とを一体化させる力があることを学び、この交流を継続していくことで両国の関係がより良いものになっていくと確信しています。

そして、被災地の人々だけでなく、我々全員が復興に向けて力を合わして活動していかなければならないと気づかされました。私たちは、笑顔にあふれた釜石のグラウンドにて日台キッズラグビー交流を実現できる日まで活動を続けてまいります。

日台キッズラグビー交流 2014

最後になりましたが、今回のイベントを開催するにあたり支援してくださいました皆様、誠にありがとうございました。